講談社BOOK倶楽部

講談社BOX:著者からのメッセージ

講談社BOX Everything is Boxed, KODANSHA BOX. OPEN NOW!!

  • ▲7/19UP!!
  • ▲7/19UP!!
  •  
  •  
  • ▲7/19UP!
  • ▲7/19UP!!
  • ▲随時更新!!

著者からのメッセージ

『花散里』に寄せて
 よく巷では「文章を書く際には〈起承転結〉が大事!」と言われていますが、こと小説において、僕はどうもこれが上手くいきません。
何故なのでしょうか?【起(問題提起)】
 勿論、小説は論文の類と違うので、〈起承転結〉に囚われて書くとかマジ有り得ない、というのは解っているのです。しかし僕は元来小心者で、キチンと計画を練って書き出さないと、下着を穿かずにGパンに脚を通してしまった! という気分でペン先をノートに走らせることになるのです。だから、しっかりと型を決めてから 小説を書き出したい。いつもそんな風に思っており、そしてその「型」の一番落ち着くあり方が〈起承転結〉なのです。【承】
 しかし今回、『花散里』においては、見通しを全く立てないまま「坂寄君って、付き合う前に思っていたより、面白くない人だった」と恋人に宣告される主人公を描き始めました。
そう、思い返せば十余年前、僕はそれと全く同じ台詞を、当時付き合っていた女性に言われたのでした。あの夏の日を思い出した僕は、「計画なんざ考えずにあの時のあの問題と、今度こそ真面目に対峙するぜ!」と決意、猪突猛進、我田引水、自画自賛。という勢いでラストシーンまで書き上げ、後は魂が抜けたようになって今日に至ります。
 魂の抜けた脳は、喩えるなら「高野豆腐」のようでしたが、そんな脳で考えたことは、「今までの作品だってそうだったけれど、僕の小説は当面、〈起〉の部分は〈起〉のままに、下手に着地させたりとかしないで『えいやっ』と放り投げる、というやり方でやっていくしかないんじゃないか」と、そういう一旦の結論でした。【転】
「面白くない」と恋人に言われた坂寄君の迷走は、そのまま当時の、そして執筆時における僕自身の迷走です。
今、そんなネズミ花火のような疾走を終え、「迷走ではあったが、いい走りだった」という気分に浸っています。〈起〉のまま投げ出された作品ですので、読者の皆様にご期待申し上げたい読後の感想は「ああ、面白かった!」ではありません。
 いささか大きすぎる理想ですが、できることなら、読後、皆様の胸の内にモヤモヤした、何か噛み切れない気持ちの悪さが残って、「何だよ、この話はよぉ」と冊子を銀色の箱に戻す。そして、そんな皆様がその後フトした瞬間に、『花散里』この物語の〈承〉の部分にうっすらと思いを馳せる。そんな物語でありますように!【結】
……そして、願わくば、この物語からまた新しい〈起〉を見付けだし、それを再び捏ねて捏ねて、近い将来に「それ自体が芸」と呼ばれるような迷走っぷりを披露できますように。 針谷卓史
僕はまさにこの主人公のように
『エレGY』を書いている時、僕はまさにこの主人公のように、人生に行き詰っておりました。
足を動かせば確かに前へ進むのですが、どんなに進み続けたところで、大気圏と真空を越えた先にある月には到達できないことを、何年かの奮闘の末にようやく身をもって自覚し、途方に暮れていたのです。なんとかしたい。流れを変えたい。自分自身さえたまげてしまうような奇怪な大ジャンプをしたい。そういう思いを抱きながらこの作品を書きました。
もし僕と同じように、停滞した日常を打破することに苦しんでいる人がいましたら、恐縮ながらこの作品から、『エレGY』もしや何かしらの手掛かりみたいなのを掴めるかもしれません。(小説内の主人公と同じようなことをしたら、恥ずかしい目に遭ってしまうので、気をつけて……)
……などと偉そうなことを言いましたが、この物語はあくまで恋愛青春小説です。とても面白い物語が待っています。楽しいひとときを味わって頂ければ幸いです。
泉和良
ハードボイルドは私にとって「形」であります。
 ハードボイルドは私にとって「形」であります。千代大海の突っ張りであり、琴奨菊のがぶり寄りです。
これになれば万全。どうするべきか悩んでいるときもこれがあるから闘える、そんなものです。
 亜人を虐殺する魔女と、一般人に両刃剣で優しくしない行為を繰り返す騎士もどきと、ヤクザと悪徳警官を足蹴にする高校生が、ストーリー上の主役ではありますが、これらは外堀であります。
『くうそうノンフィク日和』 本丸をかたどるのは、結局私自身が信頼し、安心できる形である、私が信じる「私のハードボイルド」に他なりません。
 『くうそうノンフィク日和』から、青臭いハードボイルドのフィーリングを感じて頂ければ、と思います。
小柳粒男
みなさん、明けましておめでとうございます。島田荘司です。
2008年が明けました。今年はいよいよパワー全開の年にしたいと思っています。
故郷福山市では、「福山ミステリー文学賞」が始まります。
福山市に続いて台湾でも、「島田荘司展」の開催が決定しました。

台湾では、さらにみなさんをびっくりさせるイヴェントが続く予定です。
日本の本格は、いよいよアジアに、そして世界に船出をしていきます。
『Classical Fantasy Within』 けれど、今年のメインは何といっても大河ノベルです。世界中に熱狂的なファンを持つ士郎正宗さんと組んで、 まず3ヵ月、連続刊行します。それから少し休んで、今度は9ヵ月の連続刊行です。
こちらは北米廻りで世界を目指します。準備は終わり、いよいよ夢に向かいます。
今年から、始めますよ!
島田荘司
こんにちは、竜騎士07です。
「鬼隠し編」から始まる物語は、「綿流し編」「祟殺し編」を経て、「暇潰し編」を以って前編、いわゆる「出題編」となっております。
この「出題編」が、実は一番面白いのではないかと思っています。
なぜなら、『ひぐらしのなく頃に』という物語は、真相を探り、考察して、想像するのが一番の楽しみ方だからです。
これ以降の物語はいわゆる「解答編」。
これまでの謎がひとつひとつ解かれていくことになります。
『ひぐらしのなく頃に』 それは即ち、真相が明かされるにつれ、謎が失われていき、想像を楽しむ余地がなくなっていくということです。
あらゆる可能性を模索し想像することのできる今を、どうか存分にお楽しみいただければ幸いです。
竜騎士07

こんにちは竜騎士07です。
この度、講談社さんのご厚意により、「ひぐらしのなく頃に」を小説化する機会を賜ることができ、無事に刊行することができました。
これから毎月7ヶ月連続で作品をお送りさせていただきますが、どうかお楽しみいただければ幸いです。
昭和58年6月を過ごす少年、前原圭一は、物語の中で数々の惨劇に翻弄されていきます。
それらは個々に見たならば、理不尽な運命にしか見えないかもしれない。
『ひぐらしのなく頃に』 しかし、それを重ね透かした時、その向こうに、この村に潜む謎の輪郭を感じ取ることができたなら…。
これを読んだあなた、どうか真相を暴いてください。
それだけが私の望みです。
竜騎士07

夢色の著者コメント
佐藤 友哉と申します。
名前の読みは『ゆうや』であって『ともや』ではありません。
今も昔も良く間違えられるので傷ついています。
さて、幾度もの発売延期を乗り越えて、ようやく発売される『灰色のダイエットコカコーラ』ですが、お待たせした分、気合と手間は半端ではありません。
連載原稿の加筆修正はもちろん、同人誌版を完全収録、そして書き下ろしによる完結編の枚数は200枚以上! フィーバー中の人間はスケールが違いますね。
2002年にはじまった『灰色のダイエットコカコーラ』は、本になるまで5年の歳月がかかりました。
『灰色のダイエットコカコーラ』 僕は現在26歳ですので、つまり人生の約5分の1を、この作品に費やしたことになります。
みなさんが他人の人生の5分の1を見る機会は、そうないでしょうし、僕が自分の人生の5分の1を見せる機会もまた、そうない でしょう。めったにめぐり合えない奇跡と軌跡の小説、ぜひ体験して下さい。
佐藤友哉

清涼院流水・西尾維新「大河ノベルについて、作者が述べる!」

大河ノベルについてなにをしたいか、述べる
ふつうに続きものの小説を読む感覚で
大河ノベル『パーフェクト・ワールド』を読み続けていただくだけで、
1年後には、あなたは英語を流暢に話せるようになっているでしょう。
1年後には、あなたは他人に尊敬される京都通になっているでしょう。
1年後には、あなたは運命(人生)の達人になっていることでしょう。
つまり、どう転んでも、あなたはハッピーになっているはずなのです。

世の中をハッピーにしたい。
あなたがハッピーになる、お手伝いをしたい。
そのためだけに、ぼくは本を書き続けています。
この作品には、いつも以上の手応えを感じています。
『パーフェクト・ワールド What a perfect world!』 この作品は間違いなく、あなたの人生を変えます。必ずや、いい方向に。

せっかくのこの機会に、みんなでハッピーになりましょう。
それこそが、ぼくの夢見るパーフェクト・ワールドです
清涼院流水

<マエガタリ>
 大河ノベルに関する意気込みも、もうそろそろ言葉が尽きるくらいにあちこちで言ってきましたが、いよいよ始まりが見えてきたということで、気を引き締めている毎日です。
 現時点で全十二話中三話まで執筆が終了しておりますが、いやはや、予想通り、前途多難のひとことです。とにかく予定外の出来事のオンパレード。
この調子で残り九話を無事に書き切れるのかどうか……
しかし小説家として初めて味わう、この緊迫感がたまりません。
読者のみなさまも、出版されるのかどうかわからないという緊迫感をもって大河ノベルを毎月楽しみにしていただければと思います――というのは、さすがに図々しいかな。
 あと、大河ノベルの執筆と並行して『零崎曲識の人間人間』と『不気味で素朴な囲われた世界』を『刀語』執筆する予定になっておりますので、もしも混ざっちゃったらごめんね。
 大河ノベル2007『刀語』!
 最後のお願いにあがりましたという感じのテンションで、どうかよろしくお願いします!
西尾維新
デジタル時代の新しい読書体験!
ネットもゲームもケータイもある時代に紙の本はどういう読み方をされるようになるのか。
物としての本が、デジタル時代にどういう価値を持っていくのか。講談社BOXの太田編集長と、『iKILL』そんなテーマでディスカッションを繰り返しました。ここに一つの答えを、作品として提示できたことを嬉 しく思います。本書を手に取り、読み終えて下さった時、この意味をご理解頂けるでしょう。ぜひ、だまされたと思って、だまされて下さい。
渡辺浩弐

『iKILL ィキル』には、あるIT企業と連動した、業界初ともいえる刺激的な仕掛けが隠されています。
iKILL 名刺 キーワードは「ィキル2.0」。
 あなたはその謎にたどり着く事ができるでしょうか!?
 詳しくは、店頭のポップ、または初版限定封入の"名刺"をご覧下さい。
「ィキル2.0」へのあなたの参加を、お待ちしています……。

雑踏で見つけた、汚れたある一枚の名刺…
印刷されたQRコードにアクセスすると…?
iKILL QRコード
「ィキル2.0」への切符を手にしたあなたの身に、何かが起こる!