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講談社BOX:ギルドレ(1)世界最弱の救世主

講談社BOX Everything is Boxed, KODANSHA BOX. OPEN NOW!!

『ギルドレ(1)世界最弱の救世主』

『ギルドレ(1)世界最弱の救世主』朝霧カフカ

『ギルドレ(1)
世界最弱の救世主』

著者:朝霧カフカ
Illustration:烏羽雨
Mechanic Design:貞松龍壱
定価:本体1,200円(税別)

SYNOPSIS

 人類滅亡はもはや秒読みだった。正体不明・宥和(ゆうわ)不可能な異星人「敵(エネミーズ)」――。奴らの「月落下作戦」をたったひとりで阻止した、
謎の少年がいた。だが、戦いのあと、彼は忽然と姿を消す……。
 3年後、記憶喪失の少年・神代カイルが都市近郊で保護される。
 強大な敵の強襲に、カイルは「あらゆる確率を自在に操る能力」を発現させ撃退。しかし、窮地を救った活躍にもかかわらず、彼は存在自体が罪の未成年分隊――《有罪の子供(ギルティチルドレン)》に編入されてしまう。

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PROFILE

朝霧カフカ 漫画原作者、小説家。「汐ノ宮綾音は間違えない。」「水瀬陽夢と本当はこわいクトゥルフ神話」(すべてKADOKAWA )のコミックス原作を手がける。2013年1月号より「ヤングエース」で連載を開始した「文豪ストレイドッグス」は、実在の文豪たちがキャラクター化して戦うという斬新な設定が話題となり代表作に。本作の累計発行部数は400万部を突破し、2016年にアニメ化される。

担当者コメント

Q:「文豪ストレイドッグス」の朝霧カフカが俺TUEEEEE小説に本気で挑んだら――
A:おもしろいに決まってる! 
ということで、朝霧カフカさん新シリーズです! 漫画原作者として魅力的なキャラクターとストーリーを紡いできた著者ですが、小説家としても超一流! 全編とおして、敵(エネミーズ)との非常にスリリングなバトルシーンが展開していきます。ピンチ、ピンチ、またピンチ! 絶体絶命の人類に果たして奇跡の逆転は起こるのか。そして「世界最弱の救世主」の正体とは――? 読み飛ばし不能なハイスピード・バトル・エンタメ、講談社BOXより爆誕です!

登場人物紹介

  • 神代(かみしろ)カイル

    神代(かみしろ)カイル 記憶喪失の少年。
    アラヤシキ近郊で保護される。
    敵(エネミーズ)との初戦で「あらゆる確率を自在に操る能力」を発現させ、救世主の再来と目されるが……。

  • 皆川(みながわ)ニィナ

    皆川(みながわ)ニィナ 義肢の少女。
    戦闘の際は父親が発明した義肢を駆使して闘う。
    443分隊――通称、《ギルドレ》に所属。

  • 南雲(なぐも)かなで

    南雲(なぐも)かなで 人類統合機関M.Uの特務保護官。階級は准尉。
    ニィナとカイルの教育係であり保護者

  • 夜見原(よみはら)セロ

    夜見原(よみはら)セロ 紫紺分隊隊長。
    リンゲージ・ドローン「スウォーム」を操る学園のエース。
    《ギルドレ》に所属するニィナとカイルを敵視する。

  • 栗栖龍希(くるす・りゅうき)

    栗栖龍希(くるす・りゅうき) 人類統合基幹M.Uの特殊装甲歩兵部隊長。階級は大佐。
    敵(エネミーズ)と戦いのさなかで「世界最弱の救世主」を目撃した唯一の人物。

朝霧カフカさん 突撃インタビュー!

――『文豪ストレイドッグス』で大忙しのはずの朝霧先生の新作が講談社BOXから発売と伺い、飛んできました! 一体いつの間にご執筆されていたのでしょうか!?

この作品、実は「週刊ヤングマガジン」の増刊、「ヤングマガジンサード」創刊から連載していたものなんです。漫画原作のご依頼かと思ったら担当編集さんから「小説書いてください」と。漫画雑誌なのに小説かい!(笑)と思いましたが、それなら僕にしかできないことがあるかもしれないと、お受けしました。

――なるほど。ということは、漫画雑誌連載ならではの難しさやテーマなどがあったのでしょうか?

毎回楽しんでもらいつつ、同時に長く愛される作品にしたかったですね。つまり今の流行をきちんと押えつつも、普遍性のあるテーマを盛り込みたかったんです。
なので、連載の最初から楽しめるように、弱い主人公が修行して強くなるのではなく、最初から強い主人公にしよう、と。だけど、最強の主人公がただ敵を倒す、というパターンはともすれば平板になっちゃいますよね。
だから、最強だけど、努力や苦労をして勝つ。それはどんなキャラクターなんだろう、と思ったときに、「確率を操る主人公」を立てよう、と思ったんです。

――確率を操るって、かなり最強クラスの能力ですよね! 努力や苦労が必要ないのでは?

はい、ゲームの中でも、確率を操れれば、レベル1でもラスボスを倒せるかもしれない。このアイデアの種を、物語に応用したかったんです。だけど、何でもありの「確率操作」にはしたくなかった。物理法則がきちんと存在する世界で、バトルの中にも論理や理屈を求めたかったんです。この能力は、決して無敵ではなく、弱点だってたくさんある。そこから第1巻のサブタイトルになっている「世界最弱の救世主」というキャラクターが生まれました。その論理がどういうものなのか……は、この作品を読んでいただければ!

――確かに、そこはすごい読みどころでしたね! ただ、流行と普遍性、一見すると相反する言葉のように思えます。それは大きな挑戦だったのでしょうか。

せっかく作品を書くなら、低い山よりも高い山に登った方が楽しいじゃないですか。もちろんそれは大変な事ですが、世界最高のお話を作ろう!と思って物語を書くときに、妥協したくはない。
それと、流行と普遍性、あるいは新しいものと古いものを共存させることは、テクニックが必要ですが、不可能ではないはず。例えばですけど、主人公が最初から超強くて、世界1のパワーを持ってて、どんな敵もバカスカ倒して、かわいいヒロインにキャーキャーいわれるのは、ネット小説などでよく見かけますけど、普遍性がないわけではない。ハリウッド映画の王道でもあります(笑)。

――確かに……。では、今回の単行本化では、そこまで苦労はなかったのですか?

それが実は……第1章以外ぜんぶ……改稿しまいまして(笑)。連載時のその1回をおもしろくする構成に加え、物語にもっと大きな謎を求めてしまって。しかも、もっと面白くなる方法を見つけちゃったんですよ……。なので泣く泣く連載の原稿を、ほぼ全部捨てました(笑)。

――それは……とんでもない改稿作業だったのでは!?

作家というのは、自分の物語を建築物だとすると、その骨組みまで知っているわけですよ。建てたあと2週間くらい置いてあらためて眺めてみると、いろいろと見えてくることがあります。あれ、こうするともっと良くなるぞ?と。その結果、建物をいちどぜんぶ壊すことになってしまったわけですが……(笑)。でも、その結果、作品はより面白くなったので、結果オーライでしょう!

――そうすると、連載時よりも格段に面白くなっている!?

エンタメとしての密度は間違いなく上がりました! おもしろいものを創るためには、すべてのシーン、すべての行、すべてのセリフをおもしろくできれば、当然いちばんおもしろくなるはずという発想がありました。つなぎのシーンやつなぎのセリフはいらない。次のシーンを面白くするためにつまらない準備のシーンを挟むことを自分に禁じたんです。とにかく妥協しない、悩んで悩んで悩みまくる! まずまずなシーンを思いついても、もっとおもしろいシーンが書けるならば、潔く捨てる。もっとおもしろくなるはずだ!と思いながら書いていました。

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