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講談社BOX:SHELTER/CAGE

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『SHELTER/CAGE』 鉄格子の意味が溶けていく――ここは檻(CAGE)か、避難所(SHELTER)か?

『SHELTER/CAGE』

『SHELTER/CAGE』
著/織守きょうや
イラスト/田中基
定価:本体1300円(税別)

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あらすじ

新人の女性刑務官・河合凪かわいなぎが配属されたのは、新しい試みが多くなされている民営刑務所だった。罪を悔いつぐないの日々を送る若者。ひたすら出所後の希望を語る男。深夜に突如、自らの冤罪えんざいを叫びだす囚人……。
そんな中に、自分が囚人であることを忘れているかのような、自由な雰囲気を持つ男がいた――囚人番号126番・阿久津真哉あくつしんや。愛想がなく、笑うことが苦手だった凪が、彼と接する中で、自らの封印した過去とも向き合うようになっていく。
だが、凪が阿久津の罪とその動機を知った時、非常事態を知らせるベルが刑務所に鳴り響く!

著者・織守きょうやさんのコメント

 こんにちは、織守きょうやです。
 何年も前、とある刑務所を見学に行ったことがありますが、そのときから、いつかこの話を書きたいと思っていました。それがこうして現実に、形になって嬉しいです。見学者の中で一人だけ、鬼気迫る勢いでメモをとり、施設内の様子を目に焼き付けて帰った甲斐がありました。
 本作は、刑務所という極めて閉鎖的で特殊な環境の下での群像劇です。刑務官、受刑者、弁護士と、登場人物たちそれぞれの考える罪と罰と救済が描かれている……はずですが、テーマなど意識せず、単純に、楽しんで読んでいただければ幸いです。
 鉄と石の湿気と冷たさが匂い立つようなイラストをつけてくださった田中基さんには、心からの感謝を。

担当者のコメント

 刑務所が舞台というと「脱獄」「リンチ」「暴動」といった、バイオレンスなイメージを持たれるかもしれません。しかも、新人の女性刑務官が男子刑務所に配属されるという、ちょっとハラハラさせられてしまう設定の小説です。もちろん、この小説にはそんな「ハラハラドキドキ」もたくさんありますが、魅力はそれだけではありません。その魅力の一つが「この人の過去が知りたい!」と強く思わせる登場人物がたくさん出てくるところ。笑うことが苦手な新人女性刑務官・河合凪の過去。自由な雰囲気を持つ囚人・阿久津真哉の過去。ビジネスライクな弁護士・高塚智明の過去……。彼らの過去が知りたくて、ページをめくる手が止められない、そんな小説です。どうぞ、彼らの過去を知る喜びを味わってみてください!

『SHELTER/CAGE』を彩る! 章扉のイラストをカラーで大公開!

第一話 鉄格子と空
――河合凪
第一話 鉄格子と空――河合凪 zoom

第二話 罪人
――阿久津真哉
第二話 罪人――阿久津真哉zoom

第三話 贖罪
――山本芳史/北田楓
第三話 贖罪――山本芳史/北田楓zoom

第四話 獣と目撃者
――奥田佐奈/高塚智明
第四目 獣と目撃者――奥田佐奈/高塚智明zoom

第五話
追放/解放
第五話 追放/解放zoom