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講談社BOX:夜宵

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幻惑ミステリ三部作、ついに完結!
鳴夜 Nakiyo by Jin Shibamura 柴村仁 Illustration 六七質 世界の果てで叶えられた最後の願い。 年に一度だけ開かれる<細蟹(ささがに)の市>では手に入らぬものがないという―。

『鳴夜』
著者:柴村仁
Illustration:六七質
定価:本体1500円(税別)

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あらすじ

手に入らないものはない、といわれる妖しくも魅惑的な市――「細蟹の市」。大晦日までの数十日間、日の入りと共に開かれ日の出と共に閉じるこの市には、「どうしても欲しいもの」がある人間だけが危険を顧みずに訪れる。今宵のお客様は〈禁断の酒〉を探し求めてやってきた一人の男。そこに現れた永遠の命を持つ禍々しい女と、謎の赤毛の男の思惑が交差し、異形の世界はさらなる悪夢へと導かれていく……。

担当者コメント

柴村仁さんが描く幻惑ミステリ三部作が、ついに完結となりました! このシリーズの魅力は、なんといっても物語の舞台である「手に入らぬものはない」といわれる妖しくも魅惑的な市の存在。どんなに危ない場所だといわれていても、こんな市が本当にあるならば、私も危険を顧みずに行ってしまうかもしれません……。 人を惑わす不思議な市を描いた本シリーズ、第一作のタイトルが『夜宵』、つづく第二作が『宵鳴』、そして完結篇となる本作が『鳴夜』となっています。ここで読者のみなさま、タイトルに隠されたある秘密にお気付きになったでしょうか? ぜひとも三冊を並べて、じっくり表紙を見比べてみてくださいませ。きっと、「おぉ!」と驚かれるはずです。待望の完結篇、どうぞお楽しみくださいませ。

著者 柴村仁

第10回電撃ゲーム小説大賞金賞を受賞し、受賞作の『我が家のお稲荷さま。』でデビュー。著作に『プシュケの涙』『ノクチルカ笑う』(講談社文庫)、『オコノギくんは人魚ですので①②』(メディ アワークス文庫)、『おーい! キソ会長』などキソ会長シリーズ(徳間文庫)がある。

イラスト:六七質(むなしち)

青森県出身、東京都在住。2008年よりフリーイラストレーターとして活動中。プレイステーション3専用ソフト『テイルズ オブ ゼスティリア』(バンダイナムコゲームス)にて、コンセプトデザイナーとして参加。近作に、『幽落町おばけ駄菓子屋』(角川ホラー文庫)装画など。
六七質ホームページ「677号」

『夜宵』 『夜宵』
『宵鳴』 『宵鳴』
『鳴夜』 『鳴夜』

宵鳴

『宵鳴』
著者:柴村仁
Illustration:六七質

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あらすじ

大晦日までの僅かな期間にだけ立つ「細蟹の市」。 そこで手に入らぬものはないといわれ、欲望と幻想が妖しく交わるこの場所も、 しかし少しずつ衰退の兆しを見せていた。 滅びの予感に身をゆだねながら、赤腹衆のサザは最後の市守りとして今年もまた仮面をつけ、夜ごと市を巡回する。そんな折、市に大道芸人の父娘が流れてきた。彼らはある呪いを解くため、「うろくづ」という不思議な道具を探しもとめており……。

著者口上

本日はお日柄も宜しく——新刊を上梓するにあたり、ご挨拶に参りました——略儀ではございますが、著者口上を納めさせていただきます——このたび到頭『宵鳴』を刊行いたすまでに相調いました——前作『夜宵』を読んでくださった方にも、そうでない方にも、楽しんでいただけますよう、心がけたつもりでございます——ひとりでも多くの方が、うまうまと「細蟹の市」に迷いこんでくださいましたら、これ幸いと存じます??おあらためのうえ、どうぞ幾久しくお納めいただけますよう、よろしくお願い申し上げます——

『夜宵』
著者:柴村仁
Illustration:六七質

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『夜宵』

著者:柴村仁/Illustration:六七質(むなしち)

全てが手に入る場所で彼が唯一手に入れられなかったもの。

一番大切なものが奪われる。人間の欲望渦巻く異形の<市>で紡がれる、連作幻惑ミステリ。

『夜宵』
著者:柴村仁
Illustration:六七質

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あらすじ

大晦日までの僅かな期間にだけ立つ「細蟹(ささがに)の市」。そこで手に入らないものはないという。 ある者は薬を。ある者は行方不明の少女を。ある者はこの世ならぬ色を求めて、細蟹の市へと迷い込む。 異形の者たちが跋扈(ばっこ)する市で、市守りのサザが助けたのは記憶を喪った身元不明の少年・カンナだった。呪われた双子の少女は唄う。「ああ、不吉だ、不吉だ」「おまえがもたらす流れ、その循環は、混沌を呼ぶわ」……

著者口上

東西、東西。 一座高うはござりまするが、御免蒙りまして、口上を以て申し上げ奉りまする。 ここもと御覧にいれまするは、夜宵と呼ばれる淵、そのそばにたまゆら現れ立つ、とある〈市〉の物語。〈市〉に蠢く異形の者、〈市〉で商われる怪しげな品々、〈市〉に囚われた者たちの奇妙な縁、すべてがこんがらがって入り乱れ、ぐっちゃぐちゃにかき混ぜられて、咲いては枯れる万華鏡のごとき幻惑譚。真ッ黒い闇の中、あるいは赤い提灯のあかりの中、何が出るやら消えるやら、何がウソやらホントやら。皆々様御自身の御目で確かめていただければと存じ上げる次第でござります。 相著しましたるは不肖柴村仁でござります。なにぶん未熟の者のいたすこと、御目にまだるきところもあろうかとは存じまするが、御笑覧いただければ光栄の至りでござります。